cinemananakoの日記

映画と芝居と本とアイドル好きな酒飲みおばはんの日記

段差につまずく。リア充オタクに思いを馳せる。

<今日の一杯>
フランス産ピノ・ノワール(この間の続き)

転倒して膝と腕を強打。

仕事帰りに、同僚と話しながら歩いてたら、縁石の段差にドカッとつまずいて、盛大にコケました。
同僚は「死んだか」と思ったとのこと。
周りにいた人が一斉に振り返り、「え…やだあの人大丈夫?」「血出てんじゃね?」「コケたぞ」「ザワザワ…」「ザワザワ…」
みたいな感じになりました。

めったくそ痛かったです!!
今も肘と肩と膝が痛くて、おばあさんみたいな歩き方になってます。
こんなんで明日仕事できるんだろうか…

リア充オタク

普段、朝はZIP派で、金曜日の原田曜平さんのコーナーは特に好きでよく見るのですが、今朝はバタバタしてて見逃した。
今朝番組で紹介された「リア充オタク」が話題になってます。

headlines.yahoo.co.jp

わたしが公平だな、と思ったのは下の記事です↓

otapol.jp

最近の福山さんの結婚等で、おたくの人の「今まで犠牲にした時間とお金を返せ!!!」的なツイートが話題になったりもしました。

わたしも、自分はリア充よりはおたく寄りだと思ってきたのですが、最近、「時間とお金をたくさん使って、グッズ等を買い揃え、ガッツリ追いかけてる方がえらい」というオタ界の尺度に疲れてきました。

「自分がどれだけその対象にお金と時間と労力と人生を捧げているか」で測るには、わたしはもうずいぶん、年を取りすぎているんだな、と思います。

そもそも、自分の趣味のためだけに、好きなだけお金を使える環境ではないですし、老後のことも心配ですしね・・・・いや、ここはかなり心配ですよ。

そもそも人生を「誰か」に捧げる、という点では、結婚して子どもがいる時点で当然ながら夫と子どもに捧げてるわけです。

とは言え、番組で紹介された「リア充オタク」よりは、わたしもオタ事にお金使ってますけど*1、これまでの使い方は、誰かにすごいと思われたかったり、他のオタクの人を威嚇する目的がなかったとは言えない。

でも、今は、そこは本当にどうでもよくなった。
大事なのは、上手な時間とお金の使い方だと思うようになったし、オタ活にどっぷりハマって、リアル等身大の自分に投資するお金がなくなるのは困る。

美魔女は怖いから好きじゃないけど、あんまり汚いおばさんにはなりたくない。
この年になると、ちょっと気を抜くと一気に老け込みますし、気を抜かなくても日々衰えていくのはイヤになるくらい感じますし。

オタ活とは関係ない旅行もするし(遠征兼ねる旅行が年に2回はあるけど)、気になるレストラン(ウソ。ほとんど飲み屋。)に出かけるのも大好きだし。
応援してる対象が出ていない舞台や映画も見たいし、今の自分にとっては、時間とお金を使うところを分散させてこそ成り立つ充実した生活で、それはきっと「オタク生活」と呼べるものではないです。

だからと言って「リア充か?」と聞かれたら、ママ友ランチで当たり障りない会話できるスキルも気力もない*2し、旦那さんと休日デートもしないし、おしゃれなお店で買い物することに何の意義も見出せないし*3、これは恐らく、とても「リア充」と呼べる状態ではない、と思われる。
(わたしにとってのリア充の象徴=Facebookも、眺めるだけで自分の近況はほとんど投稿しません)

・・・ってことは、要は「オタク」と「リア充」のいいとこ取りで、自分に都合のいいように、自分の取り入れたい部分だけ、両方の表面をさら〜〜っと撫でて過ごしてるだけの、ごくごく普通の人、ということになりますね。

それでいいです。

今月号の「Marisol*4の博多大吉さんとジェーン・スーさんの相談コーナーで、『アイドルの追っかけに散財してしまって老後の資金が心配です』という39才・契約社員・独身の方のお悩みに対して、『冷静に老後の経済状況のことを考えると、アイドルの追っかけは40才できっぱり辞めなさい』という回答がなされていました。*5

わたしもここに乗っかります。

ただし、当然きっぱりは辞められないので、徐々にライトにシフトして、大人として無理のない、スマートな応援の仕方に変えて行って、今までと同じ熱量で楽しめたらいいなと思ってます。

まあ、わたし程度のオタクなんて、今も十分ライトなオタクですけどね。

…なんだか膝が腫れてきたので、湿布貼って寝ますorz

みなさまも段差にはお気をつけください。

ではでは。

*1:舞台やコンサートのチケット代がおたく係数を上げています。

*2:前も書きましたが、オタクの話題ができる人としか会話ができない。

*3:そんな時間と金があるなら、次のツアーのために貯金する

*4:Marisol」読むのってリア充っぽくね?と、「Myojo」のバックナンバーに囲まれて思うところが残念な高齢オタク。

*5:Marisol 2015年11月号」より。