cinemananakoの日記

映画と芝居と本とアイドル好きな酒飲みおばはんの日記

「海辺のカフカ」再演。赤坂。

観て来た。

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海辺のカフカ。再演版。

わたしが一昨年観劇した中でのベスト舞台。

2014年版は、メインのキャストが変わって、上演時間も短縮され、コンパクトになりました。

いろいろと変わったシーンもありましたが、一番大きいのは佐伯さんが田中裕子さんから宮沢りえちゃんに代わり、50代のシーンも10代のシーンもりえちゃんが演じてたこと。
箱の中に入ってました、りえちゃん。

セリフも出番もそんなにボリュームあるわけじゃないけど、ものすごい吸引力。
さすがです〜。

柳楽くんから、新人の古畑新之くんに変わったカフカ
古畑くんがほんっっとに初々しくて、顔も幼いから、ほんものの15才にしか見えなかった!
柳楽くんも初演のときは初舞台で、「クローズEXPLODE」の強羅役からは想像もつかないほど初々しかったのだけど、古畑くんの初々しさの方が上かな〜。

その代わり、柳楽くんにあった凄みというか迫力があまりなくて、ほんとにかわいいカフカ少年に仕上がってました。*1

初演は長谷川(ピロキ)くんだった大島さん役は、藤木直人さん。
これがまた意外と(失礼)よかったんですが、やっぱりピロキの大島さんには適わない…(個人比)
中性的な感じはピロキの方がよく表現できてた気がします。

木場さん、高橋くんは相変わらず面白かった。
木場さんのナカタの、一点を凝視して固まるお芝居が好きなんですよねー。
ジョニー・ウォーカーさんの殺戮シーンのとこ。
残虐シーンが展開されてるのに、どちらかというとわたしの視線は固まる木場さんに…。

で、突然叫ぶあのシーンね。
大好きだ〜。

佐藤江梨子ちゃんから鈴木杏ちゃんに変わった、さくら。
エロシーン一個カットされてたw まあなくてもよかったけど、もう少し危険な感じがあってもよかったかなー。。。って、なんでも初演と比べてしまうのはよくないですね。

大好きな透明ケースの場面転換は今回も健在。
キレイだ〜こういうの大好きだ〜。
蜷川さんのセンスに酔いしれました。

そうそう!!
忘れちゃいけない柿澤くんのカラス。

きれいだったわ〜。
前回はピロキ大島さんと、柳楽カフカのコンビに萌えてましたが、今回は、カッキーのカラスと古畑カフカの2人に萌え!!
美しかった。

再再演も期待してますってアンケートに書いてきた。
色んなキャストで観たい舞台だわ〜。

なによりあの美しい透明の箱たちをまた観たい。

*1:そのため、「世界一タフな15才にならなければ」という言葉がサラッと流された感はあった。