cinemananakoの日記

映画と芝居と本とアイドル好きな酒飲みおばはんの日記

「高校中パニック」2回目観てきました。

観る前は「バカロック」と呼んでいた舞台でしたが、2回観たら「高校中パニック」と呼びたくなった。

今日もサイコーでしたよ。
サイコーにおバカでした。
まさに全力バカ。なんて愛おしい。

4日前に観たときより明らかに進化してて、時間があっという間に過ぎ去った。なんだこの潔いまでのバカバカしさはww
バカすぎて下品すぎて、逆に清々しいのはなぜだろう。

今回は前方列ほぼ中央だったので、舞台上でやってることはカンペキ視界クリアで見渡せた。
そのかわり、通路でやってることは、ほとんど見えませんでした。
そこは大阪の後方席で確認しようと思います。

ネタばれはない方が最大限楽しめる舞台だと思うのですが、この楽しさはぜひ書き残したいので、核心には触れないように、でもちょっと具体的なことにも触れながら、今日感じたことをダラダラと書いていきます。

前回よりはネタばれ度が高いので、この先はしまっておきますね。


涼くんは登場から超ノリノリで絶好調。これは前回もでしたが。
「果実」のときの髪型、クネ男がネタ元なんでしょうけど、あれかっこいいよね?!(わたしだけかい?w)
猿時さんと2人で大サービスしてくれるから、会場大盛り上がり。
ナマズとのカップル絡みがさらに濃厚になってたなーw
涼くんてホント、舞台上ではなんでもしてくれるんじゃないかしら。

猿時さんとの絡み、全編に渡ってすべて濃厚になってる気がしました。
千秋楽はどんなことになっちゃうんだろうかw

この時のヤバ高の白い制服、似合ってるなー、と。
後半も全部似合ってるんですけどね(ほぼ全裸のときも含めww)
涼くん小柄だし、全体的に作りが小さくて上品なのと、踊りは結構いけてると思うので、一歩間違えてジャニーズに入ってくれてもよかったのよ、という空想が、この舞台見てからやめられません。
ジャニーズは歌はホラ、なんとかしてくれるからww

猿時さんの「パパネタ」が、前回は「あまちゃん」以外に「天魔さん」のこともしゃべってたんだけど、今回は家庭ネタだった。
涼くんの笑いを堪える顔が面白かわいくて、猿時さんのネタとダブルで笑わせてもらう。
次回も楽しみ(涼くんが耐えられるかw)

ここだけじゃなくて、猿時さんの小芝居のところは、涼くんいつも耐え切れずに笑ってて(坂井さんは「よく耐えられるなー」って感心するくらいポーカーフェイスなんだけど)涼くんは今日もダメだったwwwつか、今日はかなり盛大に笑ってて、その後の芝居も半笑いだった(それがまた客席の笑いを誘うんだけどw)
ある意味ファンサービス。
勝地ファンにはたまらないーかわいいー。

前回役者さん別に感想を書いたとき、よーかいくんが抜けていたことに気づいたんですが、ようするに「未知との遭遇」すぎて、何をどう処理したらいいのか分からなかったみたいです。
あえて演技の経験のない面白い人を入れる、というクドカンの狙いは、わたしには当たりすぎるくらい当たりだったみたいで、「ん?なんだこの人?」っていう楽しい違和感。

今日もう一度冷静に見てみたら、ほんっと面白い。
動きからしゃべり方から、なんとなく素人っぽくて、それがいいんだなー。
そのくせベース持つとなんだかかっこいいし。
それはみんなに共通してたことだけど。

楽器持って一番かっこいいのは、個人的にやっぱりピリカ様なんですけどねー。
あのきらきらリボンに、あの男くさいドラム。
あれは反則だわ~。
後半に行けばいくほど乙女だし、わたしもピリカ様を見習ってロングヘアーにしようかな、と思った(半分マジ)。

永山くんは、今日は噛んでなかった。
そして、前回より弾けてた。段々恥ずかしさもとれてきたか…つか、「バカかわいい」キャラがこんなにはまるとは…!!

涼くんの「バカかわいい」がややパンク系だとすると、永山くんのはゆるふわ系、とでも言います
か。
涼くんみたいに『鋭く攻めてくるバカ』じゃなくて、『ふんわり柔らかく攻めてくるバカ』なんだな。

どっちにしても、これから映像でも永山くんを見る目が変わりそう(こんなに芸達者だったなんて!)
次にわたしが見る永山くん出演作って、もしかして「クローズ」?
涼くんも出てるし、「とぅいまてぃんかーべる」思い出しちゃいそうww

今回も、「海荷ちゃんは本当にこの舞台に出て後悔してないんだろうか…」と心配になりましたw
今日もたった一人、爽やかな学園モノの空気とアイドルオーラを振りまいて、わたしを癒してくれました。なんてかわいいんだー!
わたしが海荷ちゃんのおかーさんだったとしても、まず間違いなく芸能界に入れてたね。
こんなかわいい子、家に隠しておくなんてもったいなくてきっとできない。

今、世界で一番「先輩!」というセリフが似合う女優なんじゃないか…
うみにーの「先輩!」呼びはホントに反則ですわー(その先輩が佐藤くん(33歳)であることも大いに反則だけどw)

今回の客席いじりも楽しかった。いじられてるお客さんは大変そうだけどw
前回は、いじられたお客さんが、なんと箭内道彦さん(本物)だったのだけど、猿時さん構わずグイグイ絡んでましたー。「箭内さんじゃないですかー」ってw(会場拍手喝采)*1

まっ、あの辺関係者席なんでしょうかね。人によってはモジモジ君になって固まっちゃいそうですが、突然の猿時さんにも動じない人しか座らないシステムになってるのでしょうかw

クドカンが「あまちゃん」の次に「高校中パニック」に流れ着いた気持ちが少し分かる、と前回書きましたが、今回もやっぱりそう思いました。

フラグを何度か立てながらも結局誰も死ななかった「あまちゃん」と、簡単に人が死にまくる「高校中パニック」。

うっすら匂わせてはいたけど、下ネタは基本封印した「あまちゃん」と、うっぷんを晴らすみたいにくっだらない(誉め言葉)下ネタを連発する「高校中パニック」。

だからって何も内容がないわけじゃなくて、「痛みを感じない人間だけど、その痛みは遅れてやってくる」ムカデの結末は、なんとなく想像できてしまうわけで、そこは結構ダークな、笑えない(悲しい)ギャグを入れてくるクドカンっぽさが感じられました。

痛みや悲しみを感じず、傷つかないムカデより、傷付きやすいカゼギミの方が、「青春の偏差値は高いのかもしれない」ってセリフは、後々のムカデの結末を見届けたとき、いろんな感情を思い起こすキッカケとなりました。
「青春の傷」をきちんと負うことで、その後のペイできる部分って実は結構多いのかなーって。
ずっとこじらせたままで、クドカンみたいに40過ぎてこういう舞台を書けちゃう才能ある人は別にして(クドカンがこじらせたままってわけじゃないですけど)。

このおバカ舞台の中で、涙が出る感動シーンを1つ挙げるとしたら、やっぱりムカデの結末の部分になるわけですが、もう1つは、「わたしはまた男に恋をするのよ」ってTMレボリューションばりの風の中で歌うピリカ様のシーンなんですけどね(←我ながら、ソコなんかい!ww)

ブラを破り捨てて絶唱、からの、夜代先生の「ブラ買ってやんよ」までが、もしかしたらわたしの今のところの「高校中パニック」のベストシーンかもしれないw(どんなベストシーンwww)

まだ2回目ですが、わたしにとって「高校中パニック」は、小ネタやギャグを何度でも楽しみたい、音楽パートを何度でも生で聴きたいと思えるだけでなく、全体を通しても大きな意味で色々な見方ができるし、クドカンらしいセリフを拾う喜びも(さっきの「青春の偏差値」とか「キャラが渋滞起こしてる」、とかね)あって、かなり大好きな部類の舞台であることは間違いない。

下ネタもどんと来いだわ。
今日もお腹痛くなるくらい笑ってきましたよ。
下ネタ部分は、坂井真紀ちゃんのがんばりっぷりにも感服してます。

次はしばらく空いて、来週の日曜日の観劇。
その頃にはさらにパワーアップしてるんだろうな、と期待。
内容的にDVDにはならなそうだから、目と耳に焼き付けるしかないのかな、と。
この偉大なる全力のおバカ舞台を。

本当に元気が出た。クドカン、ありがとう。
次回観劇も楽しみにしてます。

*1:そういえば、最後に「嫌いにならないでー」って言ってたかw