新橋演舞場で堂本剛独演会「小喜利の私」を観る。
「大喜利の私」
一旦は自分でチケット取ろうかな〜と考えたものの、諸々の事情により諦めてた剛さんの「小喜利」。
縁というのは不思議なもので、たまたま職場の女の子から「チケット余ってるので一緒に行きませんか」とお誘いをいただき、二つ返事でOK。
剛さんとわたしの歴史を語ると結構長くなりますので、なるべく簡潔に書きますと。
「人間・失格」の頃から、主に俳優・堂本剛が好きで、今wikiで確認したら「ガッコの先生」まで彼の出演したドラマを、特別出演的なものを除き、ほぼ全部見ていました。
CDも買ってましたし雑誌や書籍も揃えたりしてましたし、バラエティや歌番組も見てました。*1
剛が、アイドルKinki Kidsの堂本剛から、ソロアーティストへの転換を計ったあたりから、だんだんついていけなくなり…自分自身が結婚・出産・育児に突入した時期とも重なって、エンドリケリで完全に離れ、その頃から涼くんのファン活動を始めたので、ちょうど入れ替わる形で剛さんからは離れてしまったんだよなあ…今思えば興味深い。
剛さんの前には、長らく「River Phoenix期」があり「堂本剛期」→「勝地涼期」「NEWS・増田貴久期」
そんなわたしの追っかけ遍歴でございます(話がそれた)
で、「小喜利」。
前知識もなんにもなく、ただ行ったので、なんだかちょっとビックリしました。
ディープやなあ、と(笑)
剛さんが延々「大喜利」ならぬ「小喜利(ひとり言葉遊び)」をするだけ…いや、実際はそれだけじゃなかったんですけど、「わ〜これでいいんだ!」という不思議なワクワク感に満たされた、幸せな時間を過ごすことができました。
剛さんの話術が心地よく、天の声役の博多大吉さんとの掛け合いも絶妙で、フツーに面白かったです。
昨日は大楽とのことで、最後に結構長めの「お説法」があったのですが、これがもう…本当に素晴らしかったです。
「いいか」「悪いか」だけの、瞬発的、感覚的な反応だけで何かを評価する風潮を嘆き、長くつらい時期があったとき、お笑いに救われた自分がどうやってお笑いに「恩返し」をしていきたいと思っているかを滔々と語り、キラキラした自分も、音楽やってる自分も、お笑いやってる自分も、すべて同じ「堂本剛という人間がその時を生き抜く姿」である、と言い切る剛さんに、ちょっと(いや盛大に)心揺さぶられてしまいました。
いつの間にか、本当に堂々と、説得力のある演説ができる人になったのだなあ、と感慨深いとともに、年相応の、いい意味での「老い」を感じられたことに、自分でもビックリするくらいの安心感を感じてしまったのでした。
つよさんが10代の頃からゆる〜く見守っていて、しばらく見失った時期を経て、今34才の等身大の大人の男性として、本当にいい具合に、ステキに形成されている「堂本剛」という人の姿に、改めて惚れ直してしまった次第です。
この勢いだと、来年もしまた「小喜利」があったら、自分でチケット取って行く感じですね(笑)
つよさんの歌にも細々と癒されてきておりますので、いつかはライブも行ってみたいなー、とゆるゆると思ってます。
いつにも増して「行ってよかった!」と思える、堂本剛独演会でございました。
連れがいたのもあったけど、あまりにじんわり来すぎて、写真類を撮ってくるのを忘れました。