2016年1月読書のまとめ
2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1234ページ
ナイス数:45ナイス小泉今日子書評集の感想
小泉さんとわたしの本の趣味は、一致しない。この書評集で取り上げられた中で、自分が実際読んだ本はとても少なかった。でも、この書評を読むと、それぞれの本のよいところをスッと理解することができた。実際手にとって読んでみよう、と思える本もたくさんあった。なんでだろう?と考えた時、小泉さんが生きてきた人生と、今現在の等身大の彼女の生活に、全部が紐付いてるからなんだろうと思った。同世代の女性として、そこが一番響いたのかも。既婚未婚子持ち子なしの区別なく、40代以上の女性なら絶対に楽しめる1冊だと思います。
読了日:1月22日 著者:小泉今日子100 Ghosts: A Gallery of Harmless Hauntsの感想
シーツかぶったいわゆる「ゴースト」が七変化。かわいくて英語の勉強にもなる。イライラしているときに読むと和む。手元に置いて、煮詰まってきたら眺める本。
読了日:1月17日 著者:DoogieHorner殺人犯との対話の感想
怖くてなかなか進まなかったけど、やっと読了。文春連載中にちょこちょこ読んでいましたが、まとめて一気に読めるようにしてもらってありがたい。それぞれの事件について、短いながらもよくまとまっているし適度に詳しい。殺人犯側と遺族側、両方と対話しているけれど、殺人犯側のどうしようもないクズさの中に、ほんの少し同情できる部分が入っている気がして、個人的にはそこもよかった。どうしてその事件が起こったか、犯人側の生い立ちやその時の考えを知ることは重要だと思うので。第二弾が出るなら読んでみたい。
読了日:1月13日 著者:小野一光スキン・コレクターの感想
ボーン・コレクターのみ読んでいて内容はほとんど忘れてしまっていたのですが、面白く読めました。前半バラバラに散らしてあった伏線が気持ちよく回収されます。終盤に向けて「え!!」「何っ?!」とページを遡ること数回。あとになって「あれが伏線だったんか〜」と気づくという、ミステリーを読む醍醐味を味わいました。機会があったら他のシリーズも読んでみたい。ダークな雰囲気も好きです。
読了日:1月6日 著者:ジェフリーディーヴァー
読書メーター
2016年スタートしました。
なんだかんだでブログ放置していた昨年末。

年齢を重ねることについて。
<今日の一杯>
COEDOビール伽羅1缶。白ワインボトル半分。
またひとつ歳をとる。
まだ先ですが、今月中に誕生日を迎えます。
今年でとうとう4のゾロ目です…自分がこんな年齢になるなんて、想像もつかなかった日のことがなぜか蘇ります。
30代のうちは、「歳取ったな〜」と思っていましたが、今思えば全然若くて元気で、40過ぎてから本格的に「あれ?なんかおかしいぞ…」と思うことが多くなり、今年またひとつ歳を取るにあたり、「おい待てよ。。。」となりました。
自分自身が思う「まだまだ若い」という気持ちと、周りから見た「フツーにおばさん」という認識のギャップを痛烈に感じることが多くなり、自分のこれまでの言動や振る舞いが急に恥ずかしくなった。
職場は若い子だらけで、10歳20歳年下の人たちと毎日楽しく仕事してると、自分もずいぶん若い気になってしまいがちですが、退勤前にふと鏡を見たときや、何かに対して思い込みでガーーッと反応しまったときなど、今までとは違う、明らかな衰えを感じることが増えてきました。
40半ばになればそれは当たり前のことなんですけど、これまでどこかで「自分(だけ)はまだまだいけるんじゃないか」と思っていました。
そろそろ調整が必要なときが来たようです。
若作りするのは本意ではないけれど、年相応に落ち着きすぎて、色んなことを諦めるのはいやだ、という微妙なラインです。
流れに任せるのでも、無理に流れに逆らうのでもなく、自分自身が自然に落ち着く歳の取り方を、どうにか見極めたいなーと思います。
いつだって今が一番。
子どものころは、早く大人になりたくて仕方なくて、中学生の時からお化粧して原宿をウロウロしたり、高校生になったらすぐに男の子と付き合ってみたり、常にひとつ先の「大人の世界」を目指して生きてきて、30代半ばくらいまでは、その頃と同じような感覚の「まだまだもっと」があった気がします。
もっと素敵な女性になりたい、年齢を重ねれば今よりもっと「大人にになれる」というような。
ところが、今の現実の自分は、若いころの「この先目指すべき自分」というものをとっくに追い越しきって*1、これからは、いつだって「今」が最高レベルなんだということを悟りました。
美容面も体力面も能力面も、これからは、今以上になることはもうありません*2。
悪く言えば「ピークをすぎて下降線辿っていくだけ」。
良く言えば「これからは常に今が最高のピークの状態」。
自分より少し年上の女性に「もう歳ですから〜」と冗談めかして言うと、怖いくらい本気の目で「ななこさんくらいの歳じゃまだまだ若いわよ!!」と怒られること*3もあって、
自分の中では「もう全然若くない」けれど、この先数年後の自分から見ると、今の自分は確かに確実に「まだまだ若く」、これから永遠にその状態が続いていくんだな、と思います。
これまでは、「できるだけ若くいたい」という感覚で努力してきたけど、これからは、「今が一番最高と言える自分をキープする」という風に、考え方を微調整していきたいと思います。
何を諦めるか。
「もう歳だし」で今諦めるのはたぶん本当に簡単で、入れてる力をふっと抜けば、その先はあまり力を入れずに時間の流れと惰性に流されていく自分がイメージできる。
その先にいるのは、たぶんいわゆる典型的な「おばちゃん」で、自分の都合で列に割り込んだり、自分の常識だけで人を判断したり、立ち上がるときに「よっこいしょ」と言ったりする。
それはそれでなんだかすごく楽そうで、そうならそうで楽しけりゃいいんだけど、自分はやっぱりまだそういう人にはなりたくないんですよね。
だから、今年甲斐もなくしがみついていることの、どの部分*4を手放すかを選ばなくてはなりません。
これはなかなか難しい問題で、その選択ができることが、自分にとってはイコール年相応の大人である、ということなのかもしれません。
日本人女性の平均寿命の、ちょうど半分まで生きてきた計算になります。
これからは「いつだって今が最高」で。